降圧剤の副作用

高血圧症の血圧を下げる薬を降圧剤と言います。薬によって、目標血圧にまで下がっても、その血圧を維持するために普通は薬を止めることはありません。従って、降圧剤は長期間使うことになるので、副作用が発生することが多いものや、副作用の発生率が低くても、重い副作用が出る可能性があると厚生労働省は降圧剤として使うことを許可しません。また新しく副作用の少ない薬が出てくると、血圧の下げ方が同じであると古い薬を使うことはなくなります。しかし、副作用の可能性は全くないといいきることはできません。 以下に降圧剤の副作用を記載します。

降圧剤共通の副作用

 血圧は徐々に下げるように高血圧症の治療ガイドラインでは勧めています。これは急激に血圧を下げると、脳の血流量が不足してめまい、ふらつきと言った症状が出るからです。 降圧剤をはじめて使う場合にはこのような症状が出る可能性があるので、薬を飲んでからしばらくは(1~2時間ぐらい)車の運転等を避けることをお勧めします。これは飲み始めの時期(1週間ぐらい)にこのような症状が出なければ、すぐに運転してもかまいません。 降圧剤に限りませんが、薬物アレルギーが起こる可能性があります。かゆみ、発疹などの症状が出た場合にはすぐにお医者さんに連絡することをお勧めします。

降圧剤の種類別副作用

 ARB(アンジオテンシンII阻害薬)は副作用の少ないことから、使いやすい降圧剤として、処方を行うお医者さんが多くなっています。重い肝不全や腎不全がない限りは使用できます。ARBでも飲み始めの血圧低下の可能性はあります。妊娠中には使えません。 カルシウム拮抗剤は頭痛や動悸、顔のほてり、便秘が出ることがあります。グレープフルーツを食べた後に飲むとカルシウム拮抗剤の血中濃度が上昇することがあるので、注意が必要です。 ACE阻害剤はのどの不快感や空咳が出るときがあります。腎臓に病気があるときは悪化する可能性があるので、服用できません。 利尿剤は水分や血中のミネラルが過剰に排泄してしまう場合があります。高血糖や尿酸値の上昇、低カリウム血症が起こる可能性があります。腎臓に作用して利尿作用を発揮するので、腎臓に病気がある場合には慎重に使う必要があります。 第一選択薬以外の降圧剤にはそれぞれ特定の副作用があります。なるべく、薬を増やさないように食事療法や運動療法を行いましょう。薬と食事療法や運動療法はお互いの効果を高めることが明らかになっています。

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