運動による高血圧治療

 運動は血圧を下げることから、運動療法は食事療法、薬物療法と並ぶ高血圧の治療法です。運動は毎日定期的30分間の有酸素運動が効果的です。少し速く歩く、水中歩行、自転車が推奨です。日常活動でも意識的に体を動かすことも血圧に良い影響を与えます。運動は血管内側の細胞で機能を改善することにより、血圧を下げます。長期的に運動を津続けると上の血圧(収縮期血圧)を7.5 mmHg、下の血圧(拡張期血圧)を5.8 mmHg低下するという報告があります。

運動療法

  運動による血圧低下は効果として明らかになっています。どのような運動をするかに関しては少し意見が分かれます。 まずは、お医者さんと相談して運動中に合併症が起こる可能性について検討しておきましょう。狭心症発作や心筋梗塞、脳卒中の可能性がある場合にはあまり強い運動療法は避けます。

一般的には有酸素運動を30分以上続けることが大切です。10分間以上ならば1日の合計が30分になればいいという見方もあります。毎日続けることが大事ですが、少なくとも2日に1度は有酸素運動を行います。 エネルギーを150kcal消費する運動を行うという運動療法もあります。これは運動の種類ごとに補正係数が決まっていて、エネルギー消費量は体重×運動時間×補正係数で計算します。150kcalを消費するには散歩では54分ですが少し速く歩く(分速80m)と33分で150kcalになります。平地を自転車で移動する場合は31分、クロールは7分となります。階段の上りは19分、入浴は41分、掃除は37分となります。色々な運動の補正係数を書き留めておいて1日150kcalを運動で消費するのが目標となります。

消費カロリーを計算するのは面倒なので、身体活動をメッツという単位に置き換えて週23メッツ・時の運動(生活活動も含みます)という運動療法もあります。詳しくは厚生労働省の健康作りのための運動指針2013をご覧ください。

活動量計

 歩数計が最もポピュラーです。最近は運動時のカロリー計算を行い、運動時の消費カロリーを表示する活動量計が色々なところが発売しています。軽い運動量は計算に入れないで、ある程度強い運動のみを積算するなどのプログラムと連動しているものもあり、脈拍も同時に測れるなど安全性に気をつけた商品もあります。

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